日本一のショートケーキは巣鴨にあった
平成30年度 第13回おもしろマーケティング大賞
最優秀賞
フランス菓子を学んだ後、1986年に巣鴨の高級住宅街「大和郷」に1号店をオープン。その後、1991年に常盤台店をオープンし、現在、2店舗経営で運営している。巣鴨大和郷店は、高級住宅街の一角に位置し、ケーキ屋さんとは思えない個性的な店構えであるが、知る人ぞ知る隠れたる名店で、客足が絶えることがない。
店内はかなり広く、大き目のショーケースには豊富な品ぞろえのケーキが並べられており、併設の喫茶室も備える。当店のショートケーキは「日本一」との評判で、テレビや雑誌など多くのメディアで紹介されており、SNSでも人気沸騰中である。
1. | 話題性 | テレビや雑誌など多くのメディアでも紹介され、SNSでも人気沸騰中 |
2. | ブランドマーケティング | 住宅街に位置し、ケーキ屋さんとは思えない店構えである |
3. | カスタマイズ | よりおいしいケーキを提供するため、日々試行錯誤を繰り返し、個性的な商品を提供 |
ショートケーキ誕生は、お客様のリクエストから
この巣鴨店をオープンした当初は、ショートケーキは取り扱っていなかったが、お客様から頼まれたのがきっかけでつくるようになった。当初は裏メニューのつもりであったが、口コミで毎月のように注文がくるようになり、定番商品としてお店にも並べるようになった。その後、「日本一おいしいショートケーキ」と評判になり、インターネットの普及とともに、この言葉が日本中に広がった。
この評判のショートケーキには、個性的な「ルージュ」とオーソドックスな「ブラン」の2種類があり、マスコミで取り上げられるのは、個性のある「ルージュ」の方が多いが、お酒を使っていない「ブラン」は、お子様連れのお客様に好評である。両方をオーダーし、食べ比べを楽しむお客様も多い。スポンジつくりが間に合わなくて、品切れになることもある人気商品である。
よりおいしいケーキを提供するため試行錯誤の繰り返し
修行時代から、よりおいしいフランス菓子を求めて、試作を繰り返してきたが、この姿勢は今も変わらない。評判のショートケーキのスポンジには、口溶けの良さとふんわり感を強めるために米粉を使用しているが、これも試行錯誤の末、試してみたらとてもおいしくすることができた。クリームについても、少しずつ配合を変え、食べ比べを何回も繰り返して探しあてものである。
新作のお菓子も出し続けており、当店オリジナルの「デセールグラッセ」も評判で、よく売れている。喫茶室でのイートイン限定商品となるが、「スフェア・ショコラ」もおすすめの一品である。
尚、冷凍可能な生菓子、チョコレート、焼き菓子などは、インターネット通販にも対応しており、ホームページより購入することができる。残念ながら、日本一のショートケーキは冷凍できないので、インターネット通販には対応できない。
店舗情報
FRENCH POUND HOUSE(大和郷) |
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住所 | 東京都豊島巣鴨1-4-4 |
業種 | ケーキ製造・販売 |
ホームページ | http://www.frenchpoundhouse.com |