経営学のカリスマ、ピーター・ドラッカーに「意図せざる成功」という言葉があります。創業して成功した会社は、当初の目論見とは異なる顧客の声に従い成功するケースが多いということです。
究極のペルソナマーケティング
椎名町の「エモーション」は常連さんの顔を思い浮かべながら仕入れをするという、究極のペルソナマーケティングを実施しています。
選択と集中の反対
東池袋の「サン浜名」はメニューもお客様の要望に従って増やしています。教科書的には無暗に顧客の要求で品揃えを増やすことは、在庫効率化を妨げるため決して推奨される行動ではありません。選択と集中に反します。
しかし、効率化では大手にかないません。また最近のファミリーレストランや居酒屋チェーンに見られるように、効率的なオペレーションは画一化にもつながり飽きがきて顧客離れも早いものです。
個人経営の店舗では徹底的な顧客密着も選択肢の一つといえるでしょう。