新春に当たり、当会を代表して、一言ご挨拶申し上げます。
■外部環境について
さて、昨年暮れに政権交代があり、欧米の量的緩和競争に伍して、自国窮乏化路線をひた走ってきた日銀も、政府との共同声明で渋々、世界標準の2%のインフレ目標を設定することになりました。最近の円安・株高』傾向にも見られるとおり、新年早々誠にめでたいことです。ただし、金融緩和手段については、相変わらずの「小出し」であり、期限は明示されず(「できるだけ早期に実現することを目指す」)、資産買入等の基金は、2013年は36兆円増加、2014年は10兆円ほど増えるだけです。