新春に当たり、当会を代表して、ご挨拶申し上げます。
■外部環境
さて、昨年はアベノミクスの3本の矢のうち「大胆な金融緩和」と「機動的な財政政策」によって、円安・株高・最近のコアCPIの上昇(総務省によれば、2013年の年平均でコアCPIは0.4%増、コアコアCPIは0.2%減)、失業率の低下といった、リフレ政策の効果が出はじめているが、タイムラグもあり、実体経済への普及は、まだまだといったところです。
日銀は、昨年11月末迄の1年間に65兆円の資金供給を行ったが、63兆円はそのまま日銀の当座預金にブタヅミされ、国内の消費・生産に結びつく貸出(銀行融資)は14兆円程度しか増えなかったといわれています(注1)。