平成31年新年懇親会会長挨拶

平成31年新年懇親会(H31年2月18日(月)、18:00~、ホテル第1イン)において、豊島区中小企業診断士会会長の太田尾憲治が、次のような挨拶を申し上げました。

■新年あけましておめでとうございます。
私は昨年の総会で、前会長の西川より会長職を引き継ぎました太田尾と申します。宜しくお見知りおきくださいますよう、お願い申し上げます。

■さて、今年の私どもの新年会は、本日、2月18日という遅い開催となってしまいました。新年会というのは、旧正月までに行うということらしいですが、今年は2月5日が旧正月にあたりますので、いささか時期外れとなってしまいました。このような時期外れにもかかわらず、本日は、かくも多くの御来賓の皆々様にご参加していただきましたこと、誠に有り難く、厚く御礼申し上げます。

■私ども豊島区中小企業診断士会は、昭和49年に設立されましたので、今年で45周年目を迎えます。東京商工会議所豊島支部様が昨年50周年を迎えられ、東京都診断士協会城西支部様が今年60周年ということですので、これらの比較でいきますと、私どもも歴史だけは長いということになりますが、最近はいささか低迷を余儀なくされております。10周年、20周年、30周年という節目の年には記念誌を発行してまいりましたが、40周年は発行できませんでした。5年後には50周年という大きな節目を迎えます。今後のこの5年間は、我々にとって大きな変化が求められ、この変化をどのように成し遂げていくかという意味において、最も重要な時期となります。

■また私どもは、設立当初より、豊島区の商工業発展の支援を目的として、地域に密着した活動を行ってまいりました。私が診断士に登録致しました平成6年当時は、診断士の主たる業務は、公共診断を行うというものでございました。こういった業務を行うためには、区の行政様との接点が最も重要でございました。今後とも行政様との関係を密接にしていくという点に変わりはございませんが、時代とともに、この使命が変化してきたように感じております。しかしながら、地域に密着した活動を展開していくという、活動の原点に変わりはございませんので、設立当時の理念を大切にしながら、活動の場を広げていきたいと考えております。

■このような私どもを取り巻く環境変化のなか、昨年度は、中央図書館でのビズネスなんでも相談、区役所での専門家合同相談、西武信金様との共催でのビジネス無料相談、商工会議所様での持続化補助金の受付相談などの各種相談事業、それに区内の3商店街に密着した支援や区商連様との共催でのおもしろマーケティングなどの商店街支援事業を中心に活動を行ってまいりました。しかしながら、中小企業向けの診断支援事業という三本目の柱が不足しているということを痛感いたしております。本日おいでいただきました、御来賓の皆様とも連携をさせていただくことにより、三本目の柱を構築していくためのヒントを得させていただきたいと考えております。

■また、働きかた改革に関連いたしまして、生産性向上ということが重要課題になってきました。国のものづくり補助金などにおきましても、最重要課題が、従来の革新性から生産性向上に軸足が移っております。国の考える生産性向上では、付加価値の絶対額を増やしていくことが重要視されておりますが、もちろんP/H(労働生産性)も重要となります。さらに、最近のAIやIOTなどへの設備投資が増えているということを考えますと、設備生産性も重要になってくるはずです。私どもも中小企業の生産性向上に向けて、いかにお手伝いできる場をつくっていくかが重要になると考えておりますので、コンサルティング力の底上げに注力してまいります。

■さらに、何事を行うにいたしましても、人脈が重要であるのは確かです。行政様、東京商工会議所様、金融機関の皆様、各士業の皆様との交流の輪を広げさせていただきたく、宜しくお願い申し上げます。

以上で簡単ではございますが、私の新年のご挨拶とさせていただきます。今後とも宜しくご支援・ご指導・ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

 

 


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