「おもしろマーケティング大賞」実施報告
平成19年11月、豊島区中小企業診断士会(西川洋一会長)は、
商店街の活性化を目的とした豊島区商店街関連事業の
「おもしろマーケティング大賞」選定事業を実施しました。
今回で3回目を数え、豊島区商店街連合会スタンプ・ラリー事業との併行開催となりました。
1.おもしろマーケティング大賞とは
商店会に加入している商店のうち、最近のマーケティングトレンドからみて面白いと思われるお店を対象とした「おもしろマーケティング大賞」と、地域に根ざしたお店を対象とした「地域マーケティング大賞」の2つを選定する事業です。
「おもしろマーケティング大賞」は、ポストモダンマーケティングの一つであるレトロマーケティングの概念(限定性や娯楽性など)を基本としています。審査基準は従来型のマーケティング手法を日常的なマーケティング、ポストモダンマーケティングを非日常的なマーケティングと位置付け、それぞれの評価項目を点数化し、選定されます。
また、「地域マーケティング大賞」は歴史性や地域貢献度などを評価項目とし、選定されます。
2.商店街調査
11月10日(土)、豊島区の商店街を7つのエリアに分け、2名1組のチームで商店街を回り、丹念に調査を行いました。評価項目に基づき、評価に値するお店を写真に撮り、点数づけ、コメントを記入し、評価シートにまとめました。各エリアから、「おもしろマーケティング大賞」候補2店、「地域マーケティング大賞」候補1店を選定しました。
商店街を回っていると、「こんなところにこんな店があったのか」など、普段気にも留めないお店が発見でき、またお店の人との会話から商店街の現況を肌で感じることができました。
3.審査会議
11月28日(水)、豊島区産業プラザにて「おもしろマーケティング大賞」審査会議が開催されました。西川会長を審査委員長とし、各チームから候補店のプレゼンテーションを行い、審査委員長からの質疑、各チーム間での意見交換がなされました。厳密な審査の上、点数の調整を行い、「おもしろマーケティング大賞」を受賞するお店と「地域マーケティング大賞」を受賞するお店が選定され、豊島区商店街連合会の新年会(平成20年1月)にて表彰されました。